「弱者のスポーツマーケティング」とは　ー 内田学教授担当の「マーケティング2」に 一般社団法人 日本ソフトボール機構 川島氏 を招聘 ー

2023年12月18日（月）の「マーケティング2」（担当：内田 学 教授）の授業に、ゲスト講師として川島 正和 氏（一般社団法人 日本ソフトボール機構 事務局ディレクター）を招聘し、「弱者のスポーツマーケティング」と題してお話いただきました。

 

 

授業テーマは「弱者のスポーツマーケティング」

講義では、プロスポーツチーム、日本バレーボールリーグ機構、日本ソフトボールリーグ機構とスポーツに関わる仕事を歴任されてこられた 川島氏ならではの示唆にあふれるお話を伺うことができました。
川島氏からは、2004年度のプロ野球再編問題の渦中にあった千葉ロッテマリーンズでの事例として、ビール半額で全席自由席の「360°ビアスタジアム」や、他球団への「挑発ポスター」、今でも受け継がれるファンクラブ「TEAM26」など、「球界再編後の球界の先駆者」とまで言われるようになった様々な取り組みについてお話しいただきました。
また、女子ソフトボール国内リーグ（JD.LEAGUE）での事例として、オリンピックに頼らずに継続、発展させるために不退転の決意でリーグ化した話や、充分な資金が無い中での施策として、選手自らがWebページで発信をしたり、記者会見で司会やインタビュアーやパフォーマンスを選手が務めたりするなど、「弱者のマーケティング」では何をすべきかについて話され、学生達はその取り組みについて興味深く聞き入っていました。

 

 

ミニミニワークショップでマーケティング戦略を考える

ミニミニワークショップとして「横浜保土ヶ谷球場で開催されるJD.LEAGUE（JDリーグ）の公式戦に200名来場してもらう作戦を立ててください」という課題が出されましたが、受講生たちはとてもユニークな回答をしていました。
「弱者のスポーツマーケティング」というとネガティブなテーマと感じられますが、知恵や工夫により強力なマーケティング戦略になるという貴重なお話。
熱意をもって学生にお話しいただいた、 川島様に改めて御礼申し上げます。

お知らせ一覧に戻る