留学生バディープログラム締めくくりイベント丸亀製麺の「うどん教室」を開催しました

　今年度の留学生バディープログラムの締めくくりとして、3月19日（水）つるみキャンパス311教室で丸亀製麺のうどん教室を開催しました。例年、実施していた修了式に代わり、留学生と日本人学生の交流を深めることを目的に企画しました。

企画の背景

　このイベントの企画は、11月に行われた山梨での研修旅行に遡ります。留学生たちは、郷土料理「ほうとう」を通して日本のうどん文化に触れ、その美味しさに感銘を受けました。これを受け、留学生バディー担当チームでは日本の食文化体験と留学生?日本人学生間の交流を目的とした丸亀製麺のうどん教室を計画しました。

株式会社トリドールホールディングス（丸亀製麺）様のご協力で実現

　11月の飯山祭終了後から準備を開始し、企業様に直接協力をお願いするなど精力的に働きかけ、その結果、讃岐うどんで有名な丸亀製麺を運営する株式会社トリドールホールディングス）様から「ぜひご協力させていただきたい」と声をかけていただき、実現に至りました。
　トリドールホールディングズ様としても、留学生や外国人向けのイベントへの協力は初めての試みであり、新たな取り組みの第一歩としてご支援いただけました。全国に3台しかないという専用のキッチンカーを手配いただきました。
　キッチンカーは、店舗と変わらない火力の茹で釜や天ぷらのフライヤーを備えた特殊車両です。大学周辺の狭い住宅街を通り抜けるための事前調査や駐車場所の検討など、何度も打ち合わせを重ねた結果、無事に開催することができました。

イベント当日の様子

　当日は、前日の夜から降り続いたみぞれの影響でキッチンカーの到着が遅れるというアクシデントがありました。キッチンカーの到着を待つ間を利用し、留学生バディー参加学生には1年間の活動の振り返りをしてもらいました。留学生?日本人学生たちが、それぞれの活動への思いや来年への意欲を語る良い機会となりました。

　丸亀製麺のうどん教室では、事前にご用意いただいた道具を使い、学生たちはエプロンと三角巾を持参して、6つのグループに分かれてうどんづくりを体験しました。丸亀製麺独自の麺職人制度に合格した「麺職人」の指導のもと次の工程で進められました。

　①手でこねる
　②生地を足で踏む
　③生地を寝かせる
　④麺棒で伸ばす
　⑤包丁で麺を切る
　⑥釜で茹でる
　⑦試食する

　生地を足で踏む際は「美味しくなーれ（Make it Delicious）」の掛け声と共に、会場は終始賑やかな雰囲気に包まれていました。生地を寝かせている間には、丸亀製麺の「出前授業」が行われ、日本人でも驚くようなうどんに関する豆知識に大変盛り上がりました。
　茹で上がったうどんを試食する際には、キッチンカーで天ぷらを揚げていただき、大学で用意したおにぎりと共に、どの学生もお腹いっぱい満足した様子でした。最後には丸亀製麺の職人がつくったうどんとの食べ比べも行い、留学生?日本人学生たちは自分でつくったうどんの美味しさに改めて感動した様子でした。

参加学生のコメント

?「元々うどんが好きじゃなかったけど、今日初めてうどんを作って好きになりました！」(ベトナム人留学生)

?「大変だったけど、楽しかったです。自分たちで作ったうどんも、丸亀製麺の講師の方が作ったうどんも両方美味しかったです！」(中国人留学生)

成果と今後の展望

　今回の丸亀製麺のうどん教室は、留学生と日本人学生が協力し合いながら交流を深める大変貴重な機会となりました。互いの文化を尊重し理解を深めるという留学生バディープログラムの目的をしっかりと達成できたと感じています。
　2024年度もBBQや研修旅行など様々なイベントを通じて、多くの学生たちが積極的に参加してくれました。留学生バディー制度が徐々に定着してきていることを実感できる一年でもありました。
　今後も、このような交流イベントを継続的に行い、留学生と日本人学生の結びつきをさらに強くしていきたいと考えています。

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